こんにちは、ベンチャーサポート税理士法人の古尾谷です!
未経験者の方の会計事務所の就職活動ポイント、ラストの章となりました!
これまで就職活動前の準備や履歴書等の書き方、面接のコツについて書いてきましたが、現実を見ると、未経験の方の会計事務所の就職の際に、良い条件の就職先を見つけることはかなり困難といって良いでしょう。
事実、自分が初めての会計事務所の就職活動をしたときにも、最初の履歴書の審査の段階で落とされ、不採用通知が送られては、再度履歴書を送付するといった連続でしたからね。
ということで未経験から採用される一般的なケースを見ていきます。
税務業務といった専門性が高い会計事務所の仕事では、最低でも1年間は給料分の貢献を会社にするのが困難です。その為、未経験の方が求人から就職するための要因として、いくつかに分類されます。
- かなりの潜在能力を見込まれて、大手会計事務所・税理士法人で一から教育を受け幹部候補生となるケース。(これでも給料は持っている能力よりもだいぶ抑えられます。)
- 一定の潜在能力を見込まれて、中堅会計事務所から小規模会計事務所、零細会計事務所にて給料を抑えられながら実務を学ぶケース。 (会計事務所側は赤字を覚悟し、スタッフ側は能力よりも少ない給料となります。また、かなりの潜在能力があっても独立開業等を視野にいれて2を選択するケースもあります。)
- 補助的スタッフとして、アルバイト・パートの立場で会計事務所・税理士法人で採用されるケース。
無職の期間が長くある場合や、まったく別の業種からの転職等になると2のケース、もしくは3のケースが多くなります。
会計事務所側は赤字を覚悟しているため、未経験の方が求人に応募する場合は、やる気と潜在能力、そして長期間に渡って勤務することをアピールすることが重要になるでしょう。
立場を変えて人事部がどういう判断基準で未経験を採用するかを想像してみましょう。
人事担当者が考えることはだいたいこういう内容です。
・みんなと仲良くできるだろうか?
・成長意欲が高いだろうか?
・コミュニケーション能力があるか?
だいたいこの3つです。
実際、私が未経験の人を面接するときはこの3つを基準に判断してます。
少し掘り下げて説明を。
「みんなと仲良くできるか?」というのは言いかえれば「社風に合っているか?」ということです。
これはある意味どうしようもありません。
無理に会社に合わせる必要もないですし、逆にこれが原因で落とされるならば本人にとっても入社前でなくてラッキーです。
「成長意欲が高いだろうか?」というのは、自主的に知識を吸収して成長していける人かどうかということです。
税理士と言う業界はもともとは「職人」の世界ですから、自分で学んで先輩から技を盗む業界です。
もちろん教えてもらうべき内容は教えてもらえますし、ベンチャーサポートでは教育体制に力を入れてます。
ですが、教えてもらうだけでは成長は確実に止まります。
受け身にならず自分から積極的に知識を身に付ける人しか生き残れない業界なんです。
「コミュニケーション能力があるか」は、いずれ担当者として経営者と話ができるか、を見極めるのが狙いです。
経営者は厳しい目線を持ってますので、単に「話ができる」というだけではなく、相手の気持ちを考えた話ができるか、不快な言葉使いをしないかなどを判断します。
これだけ述べた後でですが、最後は実は人事担当者も「勘」です(笑)
性格テストなどを行いますが、やはり最後は勘です。
この「勘」がピーンと働く人というのは共通点があります。
・笑顔が素敵な人
・明るそうな性格の人
・声が元気な人
このような「一緒に働きたいな」と思わせることができる人が「勘」が働く人です。
未経験の方は是非参考にしてください。
また、未経験者で会計事務所に入れるかどうか?、入社した後、担当者でやっていけるか?など不安な方は下記の記事をご参考にしてください。
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ベンチャーサポート税理士法人では教育プログラムも充実していて、未経験の方でも安心して働くことができ、確実な成長をしていける環境があります。
未経験の方でも積極的に採用を行ってますので、迷っていたら是非、ベンチャーサポートの求人に応募してみてください。