税理士事務所の就職・転職情報サイト

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接客業や営業職の経験が財産に

税理士事務所で働くスタッフと言えば、一日中パソコンの前に座って黙々と作業をこなす、そのような静かで真面目なタイプの人が多いと思われているかも知れません。

実際にそのようなタイプの人もいますし、お客様と直接対応するのが所長税理士だけという小規模事務所の採用においては、コミュニケーションの部分はほとんど求められないこともあります。

しかし、税理士事務所の担当者としてお客様と接するスタッフの、AIに置き換えられることのない本質的な能力は、学歴や資格や、事務経験とはほとんど関係がないということはおわかりいただけたと思います。

税理士事務所の担当者は、勤勉さももちろん大事ですが、それ以上に接客業や営業職などで身につけた対人コミュニケーションが武器になる職業なのです。

むしろ、「経理・事務職」を好んで探すようなタイプの人よりも向いているといえるでしょう。

未経験からの転職をためらうことなく、これまで異業種で培った経験を税理士事務所の仕事にどうやって活かすかと前向きに考えながら、自信を持って踏み込んでみてください。

 

セールス・販売職の仕事と一つだけ大きく違うのは、目の前のお客様にできるだけ高い商品を買ってもらうためのセールストークは、お客様との長期的な信頼関係がカギになる税理士業界では必要ないということです。

自社の利益だけを考えることよりも、本心からお客様に役立つ提案をして、お客様の事業経営が安定して顧問契約を長く継続してもらうほうが、結局は自社の利益につながる仕事だからです。

セールストークで物を売る代わりに、自分を売って信頼を得る。そういうコミュニケーションのできる人が、税理士事務所で活躍できることは間違いありません。