会計事務所・税理士事務所に就職する際、見落としがちなのが社会保険の加入についてです。
会社（税理士法人を含む）は社会保険の加入が強制ですが、個人でやっている会計事務所は加入していないケースも多くあります。なぜかというと、知らない人もいるかと思うので伝えておきますと、従業員5名未満の個人事業主は任意加入だからなんですね。
この違いは求職者からすると、かなり大きくなります。全額自費負担で国民年金・国民健康保険として社会保険を支払うのか、事務所側に半分もってもらうのかではびっくりする差がでます。
事務所側は「今の給与手取り額が減ってしまうよ」という理由やらを述べてくると思いますし、先輩社員がこれに賛同しているケースもよくありますね。
目先の月給等で比べて社会保険加入なしの会計事務所を選んで後で後悔するケースも多く聞きます。
また、健康保険も会計事務所が入っている場合、税理士健康保険組合となる為に保険料も安く、健康診断が無料で受けられたりといったメリットも多くあります。
また、スタッフの定着率が低い場合に加入・脱退の手続きが大変で社会保険に加入していないケースもあります。スタッフのことをどこまで大切に考えているかをみる一つの指標にもなるでしょう。
ただし、未経験の方の場合、社会保険加入にこだわりすぎてよい事務所を選択肢から外すのも、もったいないと思います。開業間もない事務所でこれから伸びる会計事務所もあるかもしれませんからね。
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