税理士事務所の就職・転職情報サイト

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税理士事務所の業種は何に当てはまる?転職サイトで調べるコツ

この記事でわかること

  • 税理士事務所の仕事が業種分類上、何に該当するかが分かる
  • 税理士事務所の求人情報の調べ方のコツが分かる
  • 税理士事務所の求人情報をより広く探すコツを知ることができる

税理士事務所に転職しようと思った時に、どうすれば効率的に転職先を探せるのか分からないという声を聞くことがあります。
そこで、この記事では税理士とか税理士事務所で働く仕事が、何の業種に該当し、どう求人情報を探せば効率的かというコツをご紹介します。

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経産省の分類では「サービス業」

経済産業省が経済に関する統計調査を行う際に、企業の業種を分類します。その際、税理士事務所は「サービス業」に分類されています
しかし、税理士事務所がサービス業だからといって、転職サイトの「サービス業」を検索しても、なかなか税理士事務所の求人を見つけることはできないかもしれません。

そもそも、税理士事務所が産業分類で「サービス業」であると認識している人は少なく、実際、転職サイトなどでもこのような区分はしていません。
ではどのような業種として登録されているのでしょうか? 就職・転職活動に活用するホームページを、いくつかの区分に分けて見てみましょう。

転職サイトでの調べ方

転職サイトで「サービス業」と言えば、その多くは飲食店や小売店などの接客業が該当します。
では、産業分類に基づいて税理士事務所も「サービス業」で調べると? おそらく一社も見つけることができないでしょう。

そこで、税理士事務所の求人情報はどのように探せばいいのかを見てみましょう。

ハローワークでは「事務、管理職」という分類になる

ハローワークは掲載する企業側に広告費がかからないため、もっとも利用されている求人のプラットフォームです。
以前はハローワークに置いてある端末で検索することが一般的でしたが、近年インターネット検索やスマホへの対応を強化しています。

ハローワークで求人情報を検索する際には「職種を選択」から、大分類を「事務、管理職」とし、詳細の中から「会計・経理事務」を選択すると税理士事務所の求人を検索することができます。

または、「職業分類を選択」から、「18 経営・金融・保険の専門的職業」を選び下位のボタンをクリックすると「182 税理士」と出てきますのでそこから検索することもできるでしょう。

両者の検索では違った結果が出ますので、必ず両方で確認するようにしましょう。

一般的な転職サイトでは「専門職」や「会計事務」から探す

リクナビNEXTやエン転職のような一般的な転職サイトにも、税理士事務所の求人情報が掲載されることが増えてきました。

これら求人媒体といわれるホームページで、資格業の事務所の採用情報はまだまだ多いとは言えないので、検索するには工夫が必要です。次の2つの方法でチェックしてみましょう。

1つは「税理士」や「専門職(士業)」といったワードから検索する方法です。
税理士事務所や会計事務所の求人情報を直接検索することができますが、全体の件数に占める掲載数は多くないため、地域を絞るとほとんど情報がない場合もあるかもしれません。
また、税理士の資格保有者の求人しかない場合もあるため、幅広く探したい場合には不向きかもしれません。

もう1つは「事務・管理系職種」や「財務、会計、税務」といったワードから探す方法です。
この場合、税理士事務所だけでなく一般企業の経理部門の求人も一緒に検索されるため、そのような会社との条件の違いなどを比較しながら情報収集するのもいいかもしれません。
またこの方法で検索される税理士事務所の求人情報は、税理士業務やその補助業務だけでなく、会計ソフトの入力だけを手伝う内勤の仕事の場合もあります。

実務経験や税理士資格をもっていない方は、こちらから探し始めるとよいでしょう。

税理士事務所に特化した求人サイトもある

あらゆる職種が載っている転職サイトではなく、税理士事務所や会計事務所、企業の経理部門など経理・財務・税務などに特化した転職サイトを利用する方法もあります。

例えば人材ドラフトというサイトでは、会計事務所・企業経理に特化しているとうたっており、実際にそのような職種ばかりが掲載されています。

数多くの求人情報が掲載されていますが、未経験者不可などの条件が設けられている場合もあるため注意が必要です。

業種に特化したサイトは、転職情報だけでなく人材紹介に力を入れている場合も多々あります。
求職者全員にエージェントという担当者がついて転職先を紹介しますが、こちらは多額の広告費をもらっている転職先を勧めるだけなのでオススメできません。

まとめ

今回は、主に税理士業界で働いた事がない方にむけて、税理士事務所への転職のコツをお伝えしました。 一社目に入る税理士事務所選びは、良くも悪くも業界に対する自分のイメージを形成してしまうため、かなり大事だと思います。

求人媒体だけでなく、各事務所のホームページや、会社説明会などあらゆる角度で情報収集をしてはいかがでしょうか。