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税理士事務所の仕事に学歴は関係ない

法律系の国家資格には、税理士をはじめ、弁護士・公認会計士・司法書士・社会保険労務士・行政書士等があり、これらをまとめて「士業(しぎょう)」と呼びます。

士業の試験はペーパーテストのため、高学歴の人が多い業界とか、高学歴の人に有利な業界というイメージを持つ人が多いかも知れません。

しかし、実際は違います。最終学歴が高卒や専門学校卒の人たちも大勢活躍しています。

次の図表は、国税庁が発表している令和2年(2020年)度の税理士試験結果表です。学歴別のデータが集計されていることも驚きですが、試験合格率では大学卒が19・3%に対し高校・旧中卒が23・8%と、試験だけを見ても学歴による優劣はないという結果が出ています

難関資格のイメージを持たれがちなわりに、大卒でなくても十分合格を狙えるということが、この結果からもおわかりいただけるでしょう。

ペーパーテストでこの結果ですから、実務となるとさらに学歴による垣根はなくなります。実際に弊社で担当者職に就いている社員のうち、高卒・専門学校卒の占める割合はだいたい4割近くになります。実務面で見ても、お客様対応の面で見ても、学歴による能力差を感じることは一切ありません。

 

 

学歴がなければホワイトカラーの職に就けないというような風潮は、税理士業界にはまったくあてはまりません。

成長意欲があってお客様と誠実に向かい合うことができる人なら、誰でも歓迎される……それが税理士業界なのです。