税理士事務所の就職・転職情報サイト

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お客様のために働いて感謝される仕事

税理士事務所の仕事の良いところを一言で言うと、「お客様から直接感謝される」ということに尽きると思います。

とくに担当者の場合、ダイレクトにお客様と接することになるのでやりがいを感じられやすいポジションです。

担当者は一定数のお客様を担当して、月次報告や決算、税金の申告、年末調整等の全業務にわたってお客様の窓口対応を担います。

 

税理士事務所の仕事の醍醐味の一つは、企業のトップである経営者の方と、仕事を通じて深くかかわることができるということです。

月次報告をするために、多ければ毎月、経営者の方と顔を合わせる機会があります。

数字を分析して説明したり、今後の事業の戦略や展望をうかがったり、悩みを聞いて一緒に解決方法を探ったりと、経営者の方々と接する機会が多くなるにつれ、仕事がおもしろくなり、頼りにされる嬉しさも感じられるようになるはずです。

お客様の立場に立った「本当のコンサルティング」ができる

保険商品や金融商品を営業販売する業界に「コンサルティングセールス」という言葉があります。お客様の悩みを聞き出し、お客様に合った商品をご紹介するという意味で使われるようですが、これは本当のコンサルティングとは言えないと考えています。

というのも結局、保険商品にも金融商品にも売る企業側にノルマが課されているからです。必ず一定の売上を立てなければならない以上、「この商品が本当にお客様にとって必要かどうか」は二の次にして、利益を優先せざるを得ないタイミングが生じてしまいます。

そんなことをするのは不誠実なセールスマンだけだと思う人もいるかも知れませんが、これは営業マンの問題ではなくビジネスの構造上の問題なのです。

 

税理士事務所でも、お客様から生命保険や金融商品についてご相談を受けることがあります。税理士事務所が保険会社の代理店になっていることもあるので、お客様が保険に加入すると、一定の紹介報酬を得ることもあります。

しかし、この紹介報酬を稼ぐために強引に誘導したり、過剰表現を使ったりすることはありません。なぜなら、税理士事務所のビジネスの構造上、5年・10年・20年と長きにわたってビジネスを継続してもらうことが第一で、そのお客様に信頼されて顧問契約を続けてもらうほうが利益が大きいからです。

目先の紹介報酬よりも、お客様に信頼されることのほうが長期的な利益につながるという、双方にとって理想的な関係ですから、本当に中立公正な目でお客様のニーズに合った商品を選び、ご紹介することができるのです。税理士事務所のスタッフには保険や金融商品の販売について何のノルマも課せられていないことがその証明と言えるでしょう。