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税理士事務所の残業・休日の実態やワークライフバランスは?

税理士事務所の仕事はしっかり土日に休めるのか? 残業続きで毎晩深夜帰りにならないか? 税理士業界に足を踏み入れる前に、業界の常識についてお伝えしましょう。

税理士業界では、繁忙期以外の土日祝日はきっちり休めるのが一般的です。

お客様自身、平日に営業をして土日は営業していないことが多いことや、どうしても土日に急ぎでという業務が頻繁には発生しないためです。ただ、お客様の急な相談に応えるため、場合によっては土日も電話や面談の対応をすることもあります。

 

だいたいどの税理士事務所も、年末調整という業務に取りかかる11月頃から、3月15日期限の所得税の確定申告を経て、3月決算法人の申告期限を迎える5月末までが繁忙期にあたり、残業時間が多くなります

税金の申告やその他税理士事務所が行う業務は、基本的にすべて法律で定められた期限があるため、一時的に業務量が多いからといって翌月に仕事を繰り越すことができません。

そのため、繁忙期における残業は多くなりがちで、やむを得ず月に数日は土日出勤となる場合があることは、業界経験者の暗黙の了解となっています。

それでも、働き方改革等の影響によって少しずつ業界全体の労働環境は改善されてきており、10年前はどの税理士事務所でも聞いたような「事務所で寝泊まり」や「毎日終電帰り」といった働き方は、確実に減ってきています。

逆に、6月から11月頃までは業界的な閑散期にあたります

税理士試験が実施されるのも、ちょうどこの閑散期にあたる8月なので、試験や余暇のために1週間以上の長期休暇を取る人も珍しくありません。