履歴書に記載する資格の中には、履歴書に箔を付けてアピールする以外、直接的な仕事の役に立たないものも少なくありません。その点、簿記検定、中でも日本商工会議所が主催する日商簿記検定の資格は、税理士事務所や経理の仕事に直結する、とても重要な資格です。
税理士事務所での最初の仕事は、商取引の内容が記された請求書や領収書を会計ソフトに入力していくことです。会計ソフト入力は、エクセルに数字を入れるのとは違って、複式簿記や税法のルールに従って正しく進めなくてはなりません。
税理士事務所の仕事は、他にも書類の作成やお客様対応等いろいろなものがありますが、すべての仕事の基礎が、この複式簿記のルールに則った会計ソフトの入力なのです。
だからこそ、税理士事務所への就職活動をするのであれば、たとえ履歴書への記載に間に合わないタイミングであっても、一日も早く日商簿記の学習を進めたほうがよいでしょう。
合否に関係なく、学んだことそのものがすぐに仕事に活かされます。