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体験談インタビュー3 ガテン系から転身した神津良さん

体験談インタビュー3

ガテン系から転身した神津良さん

私は今、税理士事務所の担当者として経営者の方々のサポートをする仕事をしていますが、経歴はかなり変わっているほうだと思います。

というのも私は定時制高校を卒業した後、しばらくガテン系と言われる基礎工事の仕事に就いていました。

そこの社長が新規事業を立ち上げることになり、「手伝ってほしい」と言われたのがきっかけでした。

頼まれた仕事は主に利益計算や原価計算等、社長の苦手な経理の分野でした。仕方なく簿記の勉強を始めたのですが、やってみたらパズルを解くようなおもしろさを感じました。

人生で「勉強」と名の付くものをおもしろいと思ったのは初めてでした。たぶん、学んでいる内容が、お金や利益につながっていると実感できたから飽きずに頑張れたのだと思います。

日商簿記3級に続いて2級を取得し、経営関係の本もたくさん読むようになりました。

 

その新規事業は残念ながら長くは続かなかったのですが、その後、簿記の資格を活かして税理士事務所への転職を考えたのは自然な流れだったと思います。

税理士事務所に絞って就職活動をしたところ、10社応募して3社の面接に進み、うち2社から内定をもらうことができました。

異業種からの転職に、もっと苦戦すると思っていたので自分でも驚きました。

税理士業界は簿記さえ必死に勉強すれば、かなり門戸が広い業界だと思います。しかも、簿記はお金とビジネスの勉強ですから、学生時代の勉強と違って興味がわきます。

ビジネスを勉強し、経営者と話せる立場になり、いろいろな会社の儲けの仕組みを知ることができるこの仕事は本当におもしろいと思います。