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税理士業界情報vol.11  所長年齢別、第一世代の特徴

こんにちは!ベンチャーサポートの古尾谷です。

前回、税理士の平均年齢は64.5歳、税理士の高齢化、税理士離れの問題というところから所長税理士の世代分けをさせていただきました。今回は、具体的に世代別の特徴を見ていくことにします。

第一世代の(創業者が60歳以上)の特徴

会計事務所就職・転職情報vol.11  所長年齢別、第一世代の特徴

古き良き時代に税理士なり公認会計士資格を取り、良いビジネス環境で事務所経営をされていた世代です。

営業活動をしなくても生活に困らない(というか結構裕福)ほどのクライアントを持つことができ、自宅兼事務所のような形でも仕事ができていた時代です。

現在もほとんどが零細会計事務所ながら、昔からのクライアントを対応して営業しています。

この世代の零細小事務所に就職・転職を考える場合には、後継者不在等の将来性のリスクがあることを必ず知っておいたほうが良いでしょう。

大規模事務所による零細事務所のM&Aが増えてきています。特にこの世代の税理士事務所は事業承継の出口としてM&Aも検討する人が増えてきています。

要は退職金代わりに大規模事務所へ身売りすることで後継者問題も解決するわけです。

今後、第一、第二世代の大規模事務所の草刈り場のようになる可能性があります。

また大規模事務所のほとんどはこの第一世代に属します。代表例は日本最大の税理士法人である辻・本郷税理士法人でしょう。

バブル期に資産税関連で業績を伸ばし、その後はM&Aなどを使い業界で大きなシェアを持ったのがこの世代です。

第一世代の会計事務所へ就職を検討する際に、仕事のキャリアやセンス、経験を積んでいきたいのであれば組織化事務所もしくは大規模事務所でしょうね。税理士受験を一番に考えて、仕事もゆったりとしたいという方には、零細・小事務所の就職がよいでしょう。

年齢が60歳、70歳を超えてもバリバリ働いている方もいらっしゃれば、趣味程度に仕事をこなしている方もいらっしゃいます。

このブログを読んでいる方は60歳に到達していない人がほとんどでしょうから、仕事環境としてバリバリと働ける会計事務所を探してもらいたいものです。

 

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