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ベンチャーサポート税理士法人は激務で残業が多い噂・評判は本当ですか?

ベンチャーサポート税理士法人に入社したスタッフに、入社前の弊社の印象やうわさ話を聴くと「給料は良いけど仕事が忙しい」というイメージを持っている方が多いようです。

インターネット上の情報だけでなく、前職の税理士事務所にいるときに「ベンチャーサポートに転職する」と言ったら周りからそのように言われたという人もいました。

弊社のことを知ってくれているのはありがたいことですが、印象だけではなくできるだけ正確な情報で判断して頂けるようにこの記事で解説していきます。

ベンチャーサポート税理士法人は激務で残業が多いという噂は本当ですか?

残業についての考え方

まず弊社の残業の考え方をシンプルにお伝えすると「同じ仕事量なら早く帰る人のほうが、能力も意欲も高いと評価する」というものです。
遅くまで残業しているスタッフを意欲的だとか、頑張っていると評価することはありません。

そういった考えなので「先輩がまだ残業しているから後輩の自分は帰りづらい」と思う必要も一切ありません。残業せずに帰ると仕事量が少ないとみなされて仕事を増やされるということも一切ありません。 残業は、期限が決まっている仕事が偏る時期や、突発的なお客さんからの依頼があった際にするものだと考えています。

 

正直なところ、平均的な業務スピードの担当者がこなす仕事量としては毎日定時帰りで終わるボリュームとは言いません。 お客さんから相談事があった場合、今までの自分より一歩踏み込んだ提案をしてみたい場合、ミスのリカバリーに時間が取られてしまった場合など、残業せざるを得ない状況は発生します。

しかしこれらはスタッフ自身の成長と高待遇を守るために必要だと考えています。ですので仕事とプライベートを完全に18時で切り分けたいと考える人は他の就職先をお探し頂いたほうがよいと思います。 (パートさんに残業を強制することは一切ございません)

 

やはり残業が多いのか? と心配になった方もいるかもしれませんが、繁忙期と閑散期を平均した月の残業時間はだいたい20時間前後です。スタッフによっても差はあります。

全オフィスの決まりごととして「毎日の残業は最大21時まで。1ヶ月の残業は最大42時間まで」のルールを徹底しています。 つまり確定申告前などの繁忙期でも21時以降にオフィスに残ることはありません。

スタッフがたくさんいてチームワークも良いのが弊社の特徴ですので、誰かが1ヶ月で42時間を超えそうな場合は周りのスタッフの協力も得られますし、上司が相談に乗って仕事の進め方の見直しや担当顧客の削減などを実行します。

もし、税理士業界全体の残業実態について知りたければ、こちらの税理士事務所の繁忙期と「残業の実態」についての記事をご覧ください。

土日祝の休日について

年間カレンダーにより、繁忙期(12月-3月,5月)の土曜に9時-17時の出勤日が年間6回程度あります。それ以外で土日祝にオフィスに出勤することはありません。
年間カレンダーにより、繁忙期12月の土曜に9時-17時の出勤日が2日間のみあります。それ以外で土日祝にオフィスに出勤することはありません。(2022年4月1日より)。
2023年4月1日よりベンチャーサポート税理士法人およびベンチャーサポートグループは全社、完全週休2日制となりました。
土日祝は、繁忙期を含め年間を通じて完全に休日となっております。

ただ、お客さんとの平日のスケジュールの都合がつかず日程が合わない場合など、お客さん都合により休日に出勤する場合もまれにあります。

これは早めにスケジュール調整をしておくことで大部分が防げるものですし、期限仕事のコントロールとお客さんとの話し合いで回避できるものです。お客様の都合に合わさないといけないわけではありません。

有給休暇の取得状況

弊社では、有給休暇は労働基準法に従って半年後から10日間付与されます。

有給の100%消化を会社全体で奨励しており、各オフィスの代表税理士にもスタッフ全員が有給を消化できるように徹底周知されています。

長期海外旅行や、税理士試験前の勉強時間確保のために活用するメンバーもたくさんいて、土日とあわせて試験前の約10日間を山ごもりするように猛勉強して合格したスタッフもいました。

フレックスタイム制度

弊社のフレックスタイム制度は、10時~16時をコアタイムとして事前申請により出社&退社時刻を前後にずらすことのできる制度です。

  • 家庭の用事で朝9時に出社できない日がある
  • 毎週水曜夜の税理士講座の開始時刻が18時
  • 趣味のイベントの開始時刻が18時

こういった理由で、9時~18時の定時を外して勤務するフレックスタイム制度(月6回上限)が利用されています。
制度の利用は、入社半年以降の全スタッフに認められています。

仕事のパフォーマンスを最大に発揮するために、大切なこと・好きなこと・頑張ることの為にご利用ください。

退職金や福利厚生

弊社では、勤務1年以上の社員全員を対象に退職金制度を整えております。

社会保険は完備。(当たり前と思うかもしれませんが個人の税理士事務所は国保のところも多いです)
通勤手当は全額支給。

強制参加の飲み会もなく、社員旅行も実施していません。

スポーツや趣味のサークルも存在しますがメンバーなどは固定せず、開催のたびに声をかけるような感じで各オフィスのスタッフが自由に運営しています。

給与・賞与などの待遇

ベンチャーサポート税理士法人に入社されるスタッフは8割が業界未経験の方、残りの2割が会計事務所・税理士事務所など経験者の方です。

未経験者の初任給は、その方の年令や前職でどんな経験をしたかなどによって月25~30万円程度(東京横浜以外のエリアは月23~28万円程度)からスタートすることになります。

経験者の初任給は、「前職以上の給与を保証」したうえで経験してきた業務内容や能力を勘案して提示させて頂きます。

未経験で入社した方の目安としては、担当者として独り立ちができるようになり顧客の担当数も揃ってきた入社1年後くらいの時点で月28~35万円になります。後輩の指導やオフィス運営の一部などを担えるようになれば、月給40万円以上となります。

定時昇給の毎年4月には最低月1万円から、高額な人では月額10万円以上の昇給をするメンバーもいます。さらにオフィス運営の中心的な役割を担えるようになれば年収1000万を超えます。

賞与は7月・12月の年に2回で、それぞれ給与1ヶ月分ずつの支給が基本です。さらに顧客紹介、生命保険契約獲得、オフィスMVP各賞などにより年間100万円以上のインセンティブを手にする人も少なくありません。

入社時の初任給の例

性別 入社時の年齢 入社前の経歴 初任給 一年後
男性 25歳 社会人3年 27万円/月 31万円/月
女性 31歳 会計事務所で2年 32万円/月 37万円/月
男性 28歳 税理士法人で5年 35万円/月 40万円/月

 

まとめ

転職先を決めるときに一番気になるのは、その会社がいわゆる「ブラック企業」ではないかどうか? だと思います。

無理なノルマ設定があるとか、パワハラ上司がいるとか入社してみないと判別できない要素も多いなかで、比較的客観的にブラック企業かどうかを判断しやすいのが残業時間や休日出勤の有無ということになります。

しかし、その残業時間や休日出勤の有無なども、誰がどこに書いた情報か? によって真偽の判断がつけづらいでしょう。この記事に関しても同じことが言えます。

「転職会議」や「カイシャの評判」など転職クチコミサイトも流行っていますが、ネガティブな書き込みが多すぎて「働いたら負け」の結論に行き着きかねません。

 

また、なぜこの記事で退職金や給与・賞与のことにも触れたかと言うと、給料と労働時間には相関関係が存在すると思ったからです。

もちろん高給をもらえるホワイト企業もありますし、薄給なブラック企業もあるでしょう。しかし、転職活動をはじめるときに労働時間について考えるのであれば、同時に自分がいくらの給料を求めるか? も考えておくと転職先選びがしやすくなると思います。

 

私の提案としては、インターネットで調べられる範囲を調べて満足したら、最後は自分で足を運んで自分の目で確かめてみてはどうでしょうか?

友人知人の周りに、行きたい企業で実際に勤めている人がいれば必ず会って話を聴くのがよいでしょう。
そういった人が見つからなければぜひ、その企業が参加する合同説明会や、その会社が自社で主催する会社説明会に行って直接スタッフに質問をぶつけてみましょう。

それ以上に確実な情報は、どれだけリサーチしても得ることはできないでしょう。

ちなみに、弊社は各オフィス月に一度のペースで会社説明会を開催しています。下の表にあるそれぞれの「開催日」をクリックすれば応募画面へと進みますので、ぜひチェックしてみてください。

現在受付中の会社説明会情報(令和4年)