こんにちは！ベンチャーサポート税理士法人の古尾谷です。
前回の税理士事務所の就職・転職情報サイトでは、会計事務所の業務特化について、「ベンチャーサポートも起業家支援に特化しているよ！！」と声高にさせていただきましたが、今回は、他の会計事務所の業種特化についてみていきます。
業種特化する会計事務所が増えている理由
税理士業界も広告の規制緩和がされ、世間も税理士をホームページで探すようになってからは、独立開業して食っていくのも以前に増して難しくなってきています。昔はマーケティングに力を入れている税理士も少なかったですし、ホームページに力を入れている税理士事務所が少なかったので、ホームページのデザインや見せ方を少しでも変えてあげれば他の事務所より目立つことができましたからね。今では、どこの事務所もあの手この手でホームページには力を入れてきているため、ホームページのデザインや見せ方だけ変えるだけでは特徴が見えなくなってきています。全国に税理士の数75,665人、税理士事務所の数24,583事業所とのことですからね、他と同じことやっていても差別化が難しく、集客を考えての業種特化するという目的もあるでしょう。また、業務の中で生まれた特定業種のノウハウを活かして事務所の効率を上げていくという目的で業種特化される税理士もいるでしょう。
業種特化は若手税理士が多い
競争の激しい税理士業界で独立開業しようという若手の税理士の人たちをみていると、非常にマーケティングを勉強している人たちが多いように感じます。ＩＴ世代の人たちですから、インターネットやスマホで情報を収集能力が自然と身についているため、税理士業界の新しい情報に敏感だったりします。また、多分、僕ら世代以上に慎重な世代でもあるのかなと（笑）。慎重に戦略練ってやるのにこしたことないですしね。
飲食業に特化、美容業に特化
医業、歯科や相続、公益法人、介護事業に特化している事務所というのは昔からもありましたが、今までも無かったわけでもないですが、飲食業、美容業という業種特化に成功している若手税理士がいます、しかもほぼ専業に近いですから実績が出ているといえるでしょう。例）飲食店開業支援特化税理士 美容・飲食専門税理士
この若手税理士たちは自分がよく飲みにも行ってる税理士なので、特にノウハウをここで公開するわけではありませんが、業種特化によるノウハウの蓄積で「事務所の効率化」と「同業種の紹介の連鎖」を生み出しています。
就職・転職の際に会計事務所の業種特化を聞いてみる
最後に、就職・転職を考えた場合の業種特化についてみていきます。
「専業としてまではいかないけど、うちの会計事務所は○○の業種が多いよ」というのは長年、会計事務所をやっていると特色として出てきます。建設業特化、ＩＴ・ネットビジネス特化、不動産業特化等々。業種特化することで仕事がやりやすくなるといったメリットがある反面、他の様々な業種を経験したいというい人にとっては経験が詰めなくなるといったデメリットもあります。
ホームページ等で全面に業種特化を謡っていなくとも、その会計事務所の得意分野、業種特化について必ず質問するようにしておきましょう。
ベンチャーサポート税理士法人も起業家サポートに特化しております。起業家サポートを通じて皆さんが一番成長できる環境づくりを会社のコンセプトにしています。
