会計事務所の求人 業界裏話ブログ

会計業界で就職や転職を考えている人向けに会計事務所の実態をリアルに書いていきます。

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税理士法人採用担当が語る
会計事務所の就職・転職・求人・業界裏話

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会計業界で就職や転職を考えている人向けに会計事務所の実態をリアルに書いていきます。

就職・転職を避けるべき会計事務所求人の見分け方 |会計事務所の求人

こんにちは!ベンチャーサポートの古尾谷です。

まず、「就職・転職を避けるべき」と聞いて浮かべるのは「ブラック企業」ではないでしょうか?労働者の使い潰しを行うブラック企業のニュースが取り立たされている近年、うつ病や過労死などの労働災害を引き起こすとして社会問題になっていますね。会計業界でも同じくブラック企業なる「ブラック会計事務所」が存在します。

いわゆる過酷な長時間労働を強いて、なのに低賃金・・。

また、就職・転職を避けるべき会計事務所は過酷な労働時間や低賃金の問題だけではありません。所長の車を洗わさせられたり(これはひどい・・)、所長の暴言がひどすぎるなどの劣悪な労働環境の会計事務所に勤務し、うつ病を発症してしまうかもしれませんね。

そんなブラック会計事務所に間違って入社してしまったら、成長すべき大事な時間を無駄に過ごしてしまうことはもちろん、身も体も壊してしまうかもしれません。このような事務所であるかないかを、会計事務所の求人を探している段階で見分けていかないといけません。それでは、避けるべき会計事務所の求人の見分け方を見ていくことにしましょう。

 

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会計事務所の労働実態を知る

「会計事務所はブラック事務所が多い」なんて、よく耳にしたり、ネットで検索してもまぁ色々出てきますね。ただ、新入社員、会計事務所に就職したことがない状態で、何でもかんでもブラックと揶揄したり、一側面だけで判断しないようにしてください。自由と楽の履き違えが起こらないためにも、自分のキャリアを磨いていくためにも、まずは会計事務所特有の労働実態を見ていくことにしましょう。

会計事務所は繁忙期と閑散期がはっきりしている

会計事務所は毎月の決算申告業務・月次業務に加え、12月から1月に掛けて年末調整、法定調書といった業務が求められてきます。2月16日から3月15日までは個人の所得税確定申告業務、5月は最も多いといわれる3月決算法人の申告業務といった繁忙期があるのが特徴です。これを超えると通常の顧問先担当業務に戻り、気持ち的にも余裕を持って仕事できる期間になります。

会計事務所の給与ベースは担当者の売上から計算できる

会計事務所は一人前の担当者になれば、自分の担当顧問先をつけてもらえます。一般的な担当者の給与の計算方法は担当顧問先売上の30%~35%を乗じた金額がベースになります。30%~40%というのは一人当たりの労働分配率です。もちろん、これだけで決まるわけではありませんが、最低でも自分の給与は自分で稼ぐという意識でいないといけないわけです。もちろん管理職等の立場になれば、事務所等への貢献度が給与に反映されるようになります。未経験の方は最初はアシスタント業務から始まるわけですから、売上貢献度も低く、教育コストの概念がない零細会計事務所等としては赤字覚悟の未経験者採用という頭があることでしょう。

離職率の高さ、人の入れ替わり

一般企業の離職率(年初の常用労働者数に対する離職者数の割合)は厚生労働省の結果によると15.6%(平成25年)となっています。一般の離職率と比較しようとしても、大企業や零細企業、ベンチャー企業といった多種多様の規模や状況がありますので一概にはいえませんが、会計事務所の離職率は古き悪しき(?)慣習から見れば、丁稚奉公の事務所から離れたい、独立開業を考える人も他の業界と比較的多い、給与が元から低い場合が多く、転職でキャリアアップを図りたい、というような理由で簡単に退職を考えている人が多い業界のような気がします。転職を繰り返し給与が上がらないなんていうスパイラルに陥る人も多いですが。。

零細会計事務所が90%以上を占める

スタッフ1-5名、いわゆる零細会計事務所が全体の会計事務所の90%以上を占めます。国家資格である税理士の仕事といえど、ビジネスで考えれば一般の零細企業に該当しますから、給与や待遇、雇用環境が完備されていることの方が稀ですし、教育制度が欲しいといっても、この規模では作ることができません。「教える」という環境が無い会計事務所ではミスなどが目立つことにもなり、「怒られてばかり」というのもその職場の環境が要因していると思われます。

仕事環境が悪い会計事務所

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「残業ばかり」「怒られてばかり」「給料が安すぎる」「試験勉強の時間が取れない」「福利厚生がない」・・・不満は挙げればきりがありませんし、上記で挙げたとおり、会計事務所には繁忙期が存在します。給与の目安も自分の売上から計算していただければわかりますが、案外、自分の給与分を稼げてなかったりする場合もあるでしょう。

これは、会計事務所の業務・仕事の仕方に問題があるケースが多いです。報酬とサービスが見合っていない、簡単な入力も担当者が全部やらなければならない、アシスタント・パートさんをうまく活用できていない、効率的な仕組みがない、集中して仕事ができる環境が無くダラダラと仕事をしているなどの理由です。残業が多い、給与が安い、怒られてばかりなどの環境はこういった要因で生まれてきます。

「ブラック会計事務所」までには至らないが、こういった仕事環境が悪い会計事務所は、なるべく避けたい会計事務所には該当してくるかもしれません。

 

具体的にブラック会計事務所とは?

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冒頭でも述べましたが、ブラックの定義は、いわゆる過酷な長時間労働を強いて、なのに低賃金、人格を否定するような劣悪な労働環境です。ポイントを見ていきます。

1 残業時間が過度に多い

残業時間が多いか少ないかを判断する際には、繁忙期と閑散期を分けて考える必要があります。個人の確定申告時期で一週間事務所に寝泊りする事務所もありますし、特に繁忙期と閑散期を分けずに月100時間以上残業は必ず発生するような形で仕事をしなければならない会計事務所もあります。もちろん、それだけ仕事をして満足のいく給与や個人の成長が伴うと考える人にとってはブラック会計事務所ではないのかもしれませんが、過度な残業を全ての社員に強制するような仕事の振り方はよくないですね。

2  給与水準が過度に低い

給与は残業時間に比例するものではありませんが、それだけの時間を費やせば、それなりの量もこなせるのが通常です。自分がどれだけ売上に貢献しているかという目線で考えてみましょう。上述した労働分配率の計算をしてみてください。自分は年収400万もらってもよい仕事してる、だけど現実は年収260万。。。これなら過度に低いといってよいでしょう。先輩の給与がもし聞けるのであれば、聞いてみてください。自分とほぼ変わらない給与だったりするケースもあります。その場合は、所長税理士が会計事務所で学ばせながら働かせてあげているといった、丁稚奉公的な会計事務所といってよいでしょう。上記1の過度な残業にも該当すれば、ブラック会計事務所といえるでしょう。

3 所長税理士の人格に問題あり

「会計事務所 所長 人格」とインターネットで検索すると、実際に勤務した会計事務所の所長税理士の人格問題に悩まされている人が多いことに気づきます。特に零細会計事務所の場合、人数が少ないため、意地の悪い先輩職員がいたり、所長から毎度、怒号を浴びせられたりと、劣悪な環境では仕事の影響ばかりか精神的に病むところまで犯されてしまいます。所長税理士が言うことは全てで、所長が黒のものを白と言えば白になる環境です。所長や先輩税理士の顔色を伺いながら仕事をすることになってしまいます。

避けるべき会計事務所の求人の見分け方

参考:就職してはいけない会計事務所 5つの見分け方

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ブラック会計事務所の見分け方については、入社後に見分けても遅いわけですね。就職・転職活動を行っている時点で、会計事務所の求人情報やその会計事務所の求人HPなどの情報と実際の面接時に見分けていく必要があります。

1.年齢構成を見る

騙されやすいのは平均年齢という指標です。低いから若くて活気があると勘違いしがちです。

所長に近い年齢のベテランスタッフが数人いて、後は若いスタッフという場合、平均年齢は下がりますが実は危険な典型例です。

ベテランスタッフの性格が悪く、中堅層が育たないために離職率が高く、常にベテラン+新人という人員構成になっている可能性が高いです。

要するに年齢構成に偏りがある場合は「人を育てられない」と言い切っていいと思います。

所長の年齢を基準として、10歳区切りでバランスよく人材が揃っているところは人材育成がうまくいっていると考えて下さい。

所長が50代なら、40代、30代、20代とバランスよく散らばっているのが理想的です。

2.男女比率を見る

この指標も色んなことが読み取れます。

所長以外女性ばかりの場合は、間違いなくその所長は男性スタッフを育てることが出来ないタイプです。

非常に厳しく男性スタッフに接し、自分と同じレベルの仕事ができないと怒り続けます。そして男性スタッフはみんな長続きせず、怒られない女性だけが残るのです。

逆に男性スタッフばかりの場合はおそらく女性蔑視的な所長の可能性が高いです。

が、こういった場合は男性にもよい環境を用意できないため発展する会計事務所であることはまずありません。

まれに女性所長でスタッフも全員女性というところがありますが、これは女性にとっては働きやすい環境である場合が多いと聞きます。

3.所長の年齢を見る

代表の年齢によって職場環境なり雰囲気が決まるのは事実としてあります。

税理士の年齢構成をご存知でしょうか?

60歳以上が6割くらいあります。60歳以上の所長の事務所がベンチャー企業のように活気があって、楽しいってことはまずないです。

ただし、高齢所長の場合はガツガツしていないため落ち着いて仕事ができる、勉強との両立が容易という可能性が高いです。

一方若手税理士が所長の場合、成長に積極的な場合が多いです。

必然的に仕事はハードで、残業も多い傾向にあります。

仕事を早く覚えたいならこっちの方が数倍早いのも事実です。

また所長が若くても二代目、三代目の場合は注意が必要です。

私が今まで見てきた会計事務所の二代目、三代目は大体世間知らずのおぼっちゃん。

就職してろくなことはないとお伝えしておきましょう。

4.未経験者を採用しているか確認する

これを確認することでわかることは教育体制が確立されているかどうかです。

未経験を採用するということは教育できる自信があるということです。

ベンチャーサポートも初期は未経験者を採用しませんでした。

教育する余裕がなかったので「教育は大手会計事務所にしてもらおう。それが終わった人を採用したい」と言っていました。

今は自分たちが大手になったので、しっかり教育体制を作りましたけども。

未経験者を採用していない場合、自分の実力にまだ自信のない人は就職するのは避けた方が無難です。

教える文化はない事務所と判断できますので。

あと1つ注意が必要な場合があります。

未経験者ばかりをやたらと採用したがるところには落とし穴があります。

経験者を採用しても自社の雰囲気が悪いためすぐに退職されることから、業界知識のない真っ白状態の未経験者しか採用できない事務所の可能性があります。

何事もバランスが大事なので、極端な未経験者歓迎は要注意です。

5.有資格者の人数を見る

税理士会のページで、その会計事務所の有資格者の数は確認できます。

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(検索方法)https://www.zeirishikensaku.jp/sch/zs_sch0.asp

このページから「条件を指定して検索したい場合」の「税理士」を選択します。そして「事務所名」の欄に会計事務所名を入れれば調べられます。

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この指標からわかるのは、試験と両立できるのかというところと、業務品質は維持されているかという2点になります。

所長一人で後は誰も有資格者がいないというところへ就職する場合には資格取得は諦めた方がいいかもしれません。

残業の多さを確認するには・・・

上記5つのポイントを確認すればその会計事務所の職場環境はおおよそ推定できます。

そして一番確認しやすいものを最後にお伝えしておきます。

残業が多いかどうかはその会社を夜に見に行けばわかります。(電話ではわかりません。夜や土日は電話代行の会社に委託して電話は24時間出ますので)

月末と月初の2回遅い時間になっても電気がついているかどうか見に行ってみましょう(笑)

試験勉強を優先したい人はそういう不夜城的なところは避けておけばいいですし、ガツガツ働きたい人はわざとそこに飛び込むのもありです。

最後に・・

ブラック会計事務所を一番見破りやすい方法を教えます。

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「退職者は多いですか?」

この質問を投げかければいわゆるブラック会計事務所は返答に困ります。

「力が無くて辞めていく人が多くて・・」等、返答がくればブラック会計事務所です。

規模の大きい事務所であれば「前の人はなぜ辞めたのです?その前の人はなぜ辞めたのですか?」と聞ければベストです。大手の場合、面接官は所長税理士ではなく、採用担当者の場合がほとんどです。

後ろめたさなんか感じずに、なんでも聞いてみるようにしてみましょう!

いかがでしょうか。ブラック会計事務所に間違って就職・転職しないためにも会計事務所の求人を探している段階、面接の段階で見極めが必要になってきます。求人サイトで良いことばかり書いてあっても実際とは異なっている場合もあるかもしれません。会計事務所の求人情報に騙されないようにしてください。

それでは、皆さん、ブラック会計事務所を見極めて、「会計事務所の求人 業界裏話ブログ」で業界を知っていただき、自分に合った最良の会計事務所を見つけてみてください!ベンチャーサポート税理士法人でも会計事務所求人募集中です!

会計事務所未経験の方は下記記事も合せてお読みください!

hiroakifuruoya.hatenablog.com